睡眠時無呼吸症候群の治療

「いびき」や「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の治療

「いびき」や「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の治療は、重症の方は専門クリニックでCPAP療法という治療を行いますが、重症ではない方は、歯科の方で、口腔内装置(OA=オーラルアプライアンス)による治療を行うことができます。 

スリープスプリント 

下顎を少し前方に出させるように工夫したマウスピース(スリープスプリント)を口に入れて眠ることで気道(空気の通り道)が広がり、いびきや無呼吸を改善させます。 スリープスプリントは、事前に医科で検査を受け、医師からの睡眠時無呼吸症候群 の診断書と当院への紹介状をお持ちの方は保険治療で製作することが可能です。
※診断書・紹介状のない方は、健康保険適用外の自費となります。

長所
  • 健康保険適応のためコストが安い
  • 下顎の固定が確実である
短所
  • 細かい調整ができない
  • 調整は歯科医師しかできない
  • 使用時の不快感が大きい
  • 装着時 開口はできない

スマイルスリーパー

スマイルスリーパーは、上歯と下歯の間に挟み、その中に舌を保持する仕組みになっています。スマイルスリーパーに舌を挿入し、外側から軽く力を加えることにより、内部が陰圧になり下が吸着され保持されます。このことによって、舌は前方で保持され舌根は沈下せず気道が拡張されます。

サイレンサー

サイレンサーは、上下のスプリントが別々に動くので従来よりも呼吸がしやすくなります。また、アンカ―がコネクタ内を自由に移動するため、開閉時の水平的運動性が高く、顎の動作を妨げずに下顎の後方移動を防止します。また、セット後もコネクタを取りかえることで、下顎の前方移動量を変更可能です。

ソムノデント

ソムノデントは、2020年に日本で新しく認可されたスリープスプリントです。お一人おひとりの歯の状態に合わせ、CADCAM技術によってカスタムメイドされますので、患者様個々の歯列に良くフィットします。
通常のスリープスプリントは上下の顎が固定されるため、患者様によっては顎の疲れを感じることがありますが、ソムノデントは上下の装置が分かれています。睡眠時に顎が後ろに下がるのをブロックできます。 

長所
  • 容易に細かい調整が可能
  • 顎が動かせ開口も可能なため、使用感が優れている
短所
  • 健康保険適応外

 


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